一灯に託す
「一燈を提げて暗夜を行く。暗夜を憂うること勿れ。只だ一燈を頼め」佐藤一斎(1772-1859)「言志晩録」より
父親が岐阜県岩村藩(現在の恵那市)の家老であった幕末の儒学者、佐藤一斎の言葉。後の西郷隆盛らの幕末から明治に至る明治維新の志士たちに、大いなる思想的な影響を及ぼし、当時の東洋の古今の思想・哲学を集大成し、近代日本の思想的基盤を用意したとされる。生涯を学問に捧げ、その思想を四冊の著作「言志四録」にまとめ上げた。内容は深淵で、広大無辺で計り知れない。
その一生は、厳しい学問探究の日々と自己省察の生涯の上に成り立ち、一斎の為した思想・言葉はヒトを動かす力を今でも秘めている。

