終わりなき学び
騒々しい社会の出現と孤独
報道・言論出版のIT化、SNSなどのコミュニケーション手段の発展により、様々な事象・事件の発生に世界は同時に反応し、共鳴し、反発し、様々な影響と行動を瞬時に呼び起こす。その影響速度は想像以上に迅速に広がる。特に経済・金融に於いてはリスクの表面化と急拡大により主要な経済指標の急上昇・急下降をもたらし、そのサイクルはますます短くなり、世界経済の先行きは三ヶ月先を見通すのも難しい。しかし、その影響は着実に人々の実生活に大きな変動を呼び起こす。それは経済的な価値判断・取捨選択のみならず、様々な生活の場面、職業選択、教育進学コースの選択にまで及ぶ。誰も全体で何が起こっているのか実態が掴めず、さらにIT技術による情報格差が生まれ、経済格差の拡大傾向は続き、誰もが自分は今後どうなるのかという不安とストレスから逃げられない。そこに自己防衛本能が働き、外部の情報、騒音を遮断し、すべてのリスクを遠ざけ、内にこもりがちになる。その傾向にコロナ禍が更に拍車をかける。

