【買うなら中古マンション?】2020年のマンション動向と社会的課題
2020年 新しい年が始まりました
今年の不動産、特に中古マンションはどうなるでしょうか。
東京の新築マンション販売はピークアウトし、新築マンションの販売不振が全国に広がる足音が忍び寄って来そうです。
そんな中で、新築には手が届かないが、築浅の中古分譲マンションならという選択肢がクローズアップされそうです。
築20年ぐらいまでなら売却価格も経過年数・建物の減価償却費に比べて、比較的下がらないという調査もでています。
但し、マンションは「管理を買え」と言われるくらい、建物設備の保守・維持管理の状況と計画修繕が適時適切に実施されているかが大切なポイントと言われています。
管理組合が設立され、信頼の置けるマンション管理業者のアドバイスを受けて、計画修繕はもちろん、管理組合と入居者が前向きに建物価値・居住性を維持向上させようと努力しているかが大きなポイントになります。
外観もさることながら、清掃状況、ゴミ出し状況、掲示物、自転車置き場などにも入居者の関心の度合いが窺い知れます。
計画修繕を実施する為には所要の修繕積立金が必要です。
マンションの老朽化進行による想定外の修繕費一時金の負担、入居者の高齢化、賃貸化等はそれを阻む要素です。
郊外から都市部のマンションにますます人口が集中し、都市部の中古マンションを如何に維持・管理・改善するかは今後避けて通れない大きな社会的課題です。